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退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法【体験談や損害賠償についても解説】

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退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法【体験談や損害賠償についても解説】
退職代行でSES(客先常駐)を辞めることってできるのかな?体験談や損害賠償についても知りたい!

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

昨今の就職・転職活動ではIT業界の人気が高まりつつあります。

そんな中、SESからの転職でキャリアアップしようと考えている方も少なくないでしょう。

そこで今回は退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法や体験談、注意点などについて解説します。

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目次

※当記事はプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私の経歴や私の略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

SES(客先常駐)でよく使われる「退職代行サービス」とは

SES(客先常駐)でもよく使われる「退職代行サービス」とは、退職を希望する依頼者と会社の間に専門業者が入り、退職に関する手続きを行ってくれるサービスです。

近年、SES(客先常駐)に関わらず、あらゆる業界・業種で働く人に利用されているサービスで、インターネットやテレビ、新聞などで取り上げられるほど普及してきています。

新しいサービスのようにも思えますが、実はサービス自体は10年以上前からあるものです。

当初は、労働環境が劣悪な会社に勤めている会社に対して退職の手続きを行うという、弁護士の業務の一つでした。

現在ではさまざまな退職代行サービスが登場しており、大きく次の3つに分けられます。

  • 弁護士が代行するタイプ
  • 退職代行ユニオン(労働組合のひとつ)が代行するタイプ
  • 民間企業が代行するタイプ

それぞれのタイプによってサービス内容やできることが少しずつ異なるため、自分の目的に合うタイプの退職代行サービスを利用しましょう。

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SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用するメリット・デメリット

SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用することには、メリットもあればデメリットもあります

そのため、「退職したい」と考えた時には、メリットとデメリットの両方を理解した上で退職代行サービスを利用するかどうか判断することが大切です。

そこで、ここからはSES(客先常駐)で退職代行を利用するメリット・デメリットについて解説します。

SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用するメリット

SES(客先常駐)で退職代行を利用することの最大のメリットは、所属するSES企業だけではなく、常駐先とのやりとりもすることなく退職の手続きが進められるという点です。

基本的に出社することなく退職ができるため、辞めるまでの間の人間関係で気まずい思いをしたり、上司や常駐先からパワハラを受けたりすることもありません。

また、SESではさまざまな契約が絡んでいるため、自力で退職しようとすると引き止められたり何らかの理由をつけてすぐに退職できなくなるといったことが少なくありません。

しかし、退職代行サービスは退職手続きのプロであるため法律関係の知識も豊富で、企業側と揉めることがなくスムーズに退職できます。

SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用するデメリット

続いて、SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用することのデメリットについてみてみましょう。

まず挙げられるのは、費用が発生するという点です。

退職代行サービスの相場はさまざまですが、3万円~5万円程度が相場となります。

また、退職代行サービス業者の中には法律に抵触していたり、退職手続きがスムーズにできないなど悪質な業者が存在することもあります。

さらに、職場の上司が直接自宅に訪問してきたり、場合によっては損害賠償請求をされるなどのリスクもあるでしょう。

退職代行サービスを利用して退職できる可能性は極めて高いといえますが、このようなデメリットやリスクがあることも理解しておくことが大切です。

退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法

退職代行サービスのメリット・デメリットを理解した上で、退職代行サービスを使ってSES(客先常駐)を辞める場合は、基本的に次のような流れで退職を行います。

「これから先どうなるのだろう」「本当に大丈夫なのだろうか」といった不安な気持ちにならないためにも、あらかじめ退職代行サービスを利用する際の流れを理解しておきましょう。

退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法

  • 退職代行サービスに申し込む
  • 基本情報を伝える
  • 料金を支払う
  • 業者が退職手続きをおこなう
  • 退職届と貸与物を返却
  • 退職完了

それでは順番に解説していきます。

1. 退職代行サービスに申し込む

まずは、ネットの公式サイトや比較サイト、SESの口コミなどから自分の希望に合った退職代行サービスを選び、申し込みをしましょう。

申し込みは、電話やメール、LINEで受け付けていることが一般的です。

新卒で入社した場合やエンジニア、正社員やアルバイトなど、雇用形態などに関係なく利用できることがほとんどです。

弁護士事務所を除き、退職代行サービス業者で相談料を取っていることはありません。

有給休暇や退職金の扱いや、非弁行為のリスクの有無など、気になることがあれば申し込みをする前に相談をしておきましょう。

2. 基本情報を伝える

申し込みをすることが決まったら、退職代行サービス業者に基本情報を伝えます

基本的には次のような情報を伝えることになるでしょう。

  • 利用者の個人情報(氏名・生年月日・住所・連絡先・雇用形態など)
  • 希望する退職時期
  • 所属する会社の情報(会社名・連絡先・所属部署など)
  • 会社への返却物の有無

これらの基本情報以外にも、「有給休暇を消化してから退職したい」といった会社に対する希望がある場合には、この段階で伝えておきましょう。

また、退職代行サービス業者には嘘偽りなくありのままの状況を伝えておくことも大切です。

3. 料金を支払う

情報共有ができたら、退職代行サービスの担当者より今後の流れや料金についての説明があるでしょう。

退職代行サービスの利用料金は基本的に先払いですので、サービス開始前に料金を支払います。

料金の支払方法は業者によってさまざまですが、銀行振込やクレジットカード決済であることが多いでしょう。

中には電子マネーに対応している業者もあります。

4. 業者が退職手続きをおこなう

入金が確認できたら、退職代行サービス業者の担当者と詳しい打合せを行います。

打合せは、決行する日時や退職希望日、退職理由、発行を求める書類といった内容を記入するヒアリングシートを使ってメールで行われることが一般的です。

打合せが終わったら、決行日に退職代行サービス業者が打合せた内容に沿って退職手続きを進めます。

一回のやりとりで手続きが完了する場合もあれば、繰り返しのやりとりが必要になる場合もあります。

しかし、いずれにしても依頼者が関与することはなく、進捗状況や報告を受けるのみです。

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5. 退職届と貸与物を返却

退職が決まったら、退職届を郵送します。

会社からの貸与物がある場合は一緒に発送をします。

書類に不備がなく、貸与物が全て返却できればスムーズに手続きが完了するでしょう。

6. 退職完了

退職が無事完了したら、退職代行サービス業者より退職完了報告があります。

退職代行サービス業者によっては、次の仕事の求人を紹介してくれたり、就職活動のサポートも行っています。

就職支援サービスを利用することで退職代行サービスの利用料金が割引になる業者もあるため、なるべくお金を掛けずに退職代行サービスを利用したい人は、そのようなサービスを提供している業者を選ぶとよいでしょう。

SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用した人の体験談・口コミ

ここまで、SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用する場合のメリットやデメリット、利用の流れなどを解説してきました。

それでは、実際に退職代行サービスを利用した人はどのような感想を感想を持っているのでしょうか。

ここからは、退職代行サービスを利用した人の体験談を紹介します。

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談①有給を全て消化して退職に成功

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談

退職代行使ってses契約更新確定して取り消し効かない月末の自分以外誰も出勤できない日に出勤しないで有給全消化してやめてやりました!

退職させないために上司が不在と嘘をつき営業が自宅まで顔が映らないようコソコソしながらインターホン押し続ける会社ですからそれくらい仕返ししてやりましょう!

出典:Twitter

こちらの方は、退職時に自宅に上司が押しかけてくるようなこともあったようですが、退職代行サービスを利用したことで、すべての有給休暇を消化して退職に成功したようです。

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談②退職代行サービスを利用して社内SEへの転職に成功

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談

先日、退職代行を使用しSES会社を辞めれた。

1月から社会人になってから4年、初めての自社で働く正社員(社内SE)。

それが色んな面で吉と出るのか凶と出るのかは分からないけど、客先常駐から開放された感は強い。

自分が目指す働き方をするまで転職活動とか頑張ってたけどひとまず叶って良かった。

出典:Twitter

この方のように、退職代行サービスを利用してSES会社を退職し、その後社内SEとして正社員での転職に成功されている方もいます。

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談③退職代行サービスを利用して後悔なく退職

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談

決断は浅はかだったかもしれない。

ただ、SESのデメリットしかないまま派先の漬け物にもなりたくなかったから、この退職代行を使う形での決着には、そこまで後悔はなかった。

これでまた無職だ

出典:Twitter

こちらの方は、SESにデメリットばかりを感じていたため、退職代行サービスを利用して退職されています。

退職代行サービスを利用したことを後悔していない様子が伺えます。

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談④退職代行サービスを利用してスムーズに退職成功

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談

SESで客先常駐してたら、会社に引き止められると辞めれない。

契約の切れ目で客先からトンズラする段取り教えてもらって、辞めたい日に退職できた。

14年の実績、退職代行のパイオニアは相談だけでも全然OKだしノウハウがすごい。

出典:Twitter

SES(客先常駐)の場合、スムーズに退職することが難しいケースもあるようです。

この方の発言からは、退職代行サービスの内容に非常に満足していることがわかります。

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談⑤SES(客先常駐)が退職代行を使うケースは多い

SESで退職代行サービスを利用した人の体験談

私自身は利用していませんが、SESの方で退職代行を使うケースは多いです。

検索すると出てくるので、直接相談してみるのもアリかと。

出典: Twitter

こちらの方は自身が退職代行サービスを利用したわけではないものの、SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用している人を多く見てきているようです。

さまざまな業者があるため、じっくり見極めることについても言及されています。

SES(客先常駐)を辞めたい人におすすめの退職代行サービス5選

一口に退職代行サービスといってもさまざまな業者があり、運営元も民間企業や退職代行ユニオン、弁護士などのタイプに分かれます。

そこで、ここからはSES(客先常駐)を辞めたい人におすすめの退職代行サービスを5つ紹介します。

退職代行サービスの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

SESを辞めたい人におすすめの退職代行サービス①退職代行Jobs

退職代行Jobs

画像引用元:退職代行Jobs

「退職代行Jobs」は民間企業が運営する退職代行サービス業者です。

弁護士監修のサービスでありながら27,000円という比較的手ごろな費用が特徴で、さらに労働組合と連携しているため、労働組合費2,000円を別途支払うことで会社との交渉も可能です。

さらに、支払は現金で後払いが可能。

追加料金や期間制限のないサポートに加え、退職できなければ全額返金といった点も嬉しいポイントです。

>> 退職代行Jobsの公式サイトを確認する

SESを辞めたい人におすすめの退職代行サービス②退職110番

退職110番

画像引用元:退職110番

「退職110番」は労働問題専門の弁護士法人が運営する退職代行サービス業者です。

弁護士対応のため非弁行為が行われるリスクがなく、確実に退職ができる点が大きな特徴で、正式申し込み当日からサポートを受けることができます。

対応エリアは全国で、弁護士が対応するためサービス料金は43,800円と民間企業が運営するサービスよりは少し高めですが、退職できなければ全額返金が保証されています。

正社員、アルバイト、パートなど、雇用形態を問わず利用可能です。

>> 退職110番の公式サイトを確認する

SESを辞めたい人におすすめの退職代行サービス③退職代行ガーディアン

「退職代行ガーディアン」は東京労働経済組合が運営する退職代行サービス業者です。

東京都労働委員会認証の方適合の労働組合がサービスを提供するため、代理人としての交渉が可能で、違法性がなく安心かつ確実に退職出来る点が大きな特徴です。

利用料金は29,800円で、雇用形態や地域、年齢などを問わず利用可能な上、連絡回数や連絡時間帯や退職の難易度に関わらず一律となっています。

なお、無料相談や申し込みに関する相談はLINEでも行っています。

>> 退職代行ガーディアンの公式サイトを確認する

SESを辞めたい人におすすめの退職代行サービス④弁護士法人みやび

弁護士法人みやび

画像引用元:弁護士法人みやび

「弁護士法人みやび」では、ファンド組成や不動産取引、債務回収業務など、弁護士法人として行うさまざまなサービスの一つとして退職代行に対応しています。

利用料金は55,000円で、残業代や退職金などの請求をした場合は回収額の20%を支払うこととなっているため、退職代行サービスの中ではやや高めの料金設定といえます。

しかし、弁護士が対応するため、一般的に民間企業が運営する退職代行サービスでは不可能な退職時の金銭請求や各種交渉も可能です。

対応エリアは全国で、LINEやメールで相談を受け付けています。

>> 弁護士法人みやびの公式サイトを確認する

SESを辞めたい人におすすめの退職代行サービス⑤退職代行EXIT

退職代行EXIT

画像引用元:退職代行EXIT

「退職代行EXIT」は民間企業が運営する退職代行サービス業者です。

最大の特徴はサービス利用料が業界最安値の20,000円という点で、2回目以降はリピーター価格の10,000円という料金で利用可能です。

数万件にのぼる退職代行サービスの実績を持ちながらも、退職できなかったケースは一度もないとのことで、安定した実績を持っていることがうかがえます。

問い合わせたその日のうちに退職代行サービスを提供することも可能で、転職に関するサポートも行っています。

>> 退職代行EXITの公式サイトを確認する

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退職代行でSES(客先常駐)を辞める際の注意点

退職代行サービスにはメリットとデメリットの両方がありますが、「自分で退職を切り出す勇気がない」「確実に退職したい」と考えるのであれば、退職代行サービスを利用してみることも一つの手です。

そこで、ここからは実際にSES(客先常駐)が退職代行サービスを利用して会社を辞める際の注意点について解説します。

退職代行でSES(客先常駐)を辞める際の注意点

  • 退職代行サービスは慎重に選ぶ
  • 会社との関係が悪化しないように配慮する
  • 転職エージェントで就職先を探しておく

それでは順番に解説していきます。

注意点1. 退職代行サービスは慎重に選ぶ

退職代行サービスは前述のとおり、大きく次の3つのタイプに分けることができます。

退職代行サービスの種類

  • 弁護士が代行するタイプ
  • 退職代行ユニオン(労働組合のひとつ)が代行するタイプ
  • 民間企業が代行するタイプ

弁護士が代行するタイプの場合、利用料金は退職代行サービス全体の相場よりもやや高くなりますが、会社との交渉を必要とするような問題など、難易度の高い状況にも対応が可能です。

反対に、難易度が高くないと判断される民間企業が代行するタイプでは、比較的低料金でサービスが利用ができます。

単純に「自分で退職を申し出る勇気がない」といった場合であれば、このようなタイプの退職代行サービスでも問題ないでしょう。

そして、弁護士が代行するタイプと民間企業が代行するタイプの中間にあたるのが退職代行ユニオンが代行するタイプです。

労働組合の場合は交渉権があるため、交渉を要するものの利用料金も抑えたいと考えるのであれば、こちらのタイプを選んでみるのもよいでしょう。

このように、自分の置かれている状況や、推察される会社の出方などを見極めて退職代行サービス業者を選ぶことが大切です。

注意点2. 会社との関係が悪化しないように配慮する

急に退職代行を利用して退職した場合、仮にそれまで比較的良好な人間関係を築けていたとしても、自ら直接退職を申し出なかったことで周囲にマイナスイメージを与えかねません

そのため、例えば社内に「会社を辞めてからも友人としての関係を続けたい」といった人がいるのであれば、あらかじめ退職を考えていることを相談しておくとよいでしょう。

また、待遇などに不満があり、一度会社に交渉してみる価値があるのであれば、いきなり退職代行サービスで退職を切り出す前に、自ら交渉をしてみるのもよいでしょう。

精神的な余裕があり、「会社との関係を悪化させたくない」と考えるのであれば、まずは自ら交渉したり、退職を申し出てみる方法もおすすめです。

その上で、退職代行サービスを利用しなければ退職できない状況であれば、退職代行サービスを利用しても比較的周囲の理解が得やすいといえるでしょう。

注意点3. 転職エージェントで就職先を探しておく

退職代行サービスを利用した場合、退職手続きが思いのほかスピーディーに進む可能性も大いにあります

一般的に、転職をするのであれば空白期間はなるべく短くした方が「計画性がある」と評価されたり、収入面でも不安を抱くことなく過ごせることが多いものです。

どのような方法で転職先を探すかは人それぞれ自由ですが、転職エージェントを利用すれば、自分1人だけで就職活動をする手間も省け、これまでのキャリアを活かせる職場に出会いやすくなるといえます。

退職後もエンジニアとして働きたいのであれば、エンジニアやIT向けの転職エージェントを利用しましょう

また、退職代行サービスの中には転職サポートを行っている業者もあるため、そのようなサービスを利用してみる方法もよいでしょう。

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SES(客先常駐)で退職代行サービスを利用する際によくある質問

初めて退職代行サービスの利用を検討している人にとっては、退職代行を利用するイメージが湧きにくく、不安に感じるかもしれません。

そこで、ここからはSES(客先常駐)で退職代行サービスを利用する際によくある質問についてお答えします。

質問1. SESを退職すると損賠賠償請求される?

SESに限らず、日本国憲法第22条では、「職業選択の自由」が定められているため、退職したからといって損害賠償請求されることはありません

また、労働基準法第16条においても「賠償の禁止」が定められています

SES企業によっては退職代行サービスを通じて退職の旨を伝えた際に「損害賠償請求をする」といったことを伝えてくることがあるかもしれません。

しかし、損害賠償請求を求める場合、損害賠償にあたる原因がSESエンジニアにあることを証明する必要があるものの、その証明は決して容易なことではありません。

SES企業が損害賠償請求を個人に対して行うことは、犯罪行為(横領・盗難など)がない限りはまずないと考えておいて問題ないでしょう。

質問2. SESのプロジェクト途中で退職しても大丈夫?

SESエンジニアはあくまでもSES企業に所属しているわけであり、常駐先と契約しているのはSESエンジニアではなくSES企業です。

つまり、プロジェクトの途中でSESエンジニアが出勤しなくなっても、代わりのエンジニアをあてがうなどの対応はSES企業側が行うことであり、SESエンジニアが責任追求をされることはありません

SES企業側が「プロジェクトが終わっていない」といったことを言ってきたとしても、客先との契約を気にする必要はないといえます。

質問3. 退職代行サービスを使えばSESを即日退場できる?

退職代行サービスを利用すれば、即日からSES企業にも常駐先にも出社する必要はありません

しかし、民法627条において、正式に退職するには退職意思を伝えてから2週間経過することが定められているため、「即日退場」はできても「即日退職」はできないと覚えておきましょう。

質問4. SESを退職してトラブルになることはある?

SESを退職してトラブルになる可能性は限りなく低いといえますが、何かのきっかけで業界内に伝わることがないとは言えません。

「もう明日から会社に行きたくない!」といった状況で退職代行サービスを利用する場合でも、退職する旨を伝えてから2週間は有給消化や欠勤で過ごして退職する必要があります。

退職を希望する際は、無断欠勤の末に退職代行サービスを利用するのではなく、欠勤する場合でも先に退職代行サービスに相談をしましょう。

質問5. 退職代行でSESを辞める際は誰に言う?

SESエンジニアはSES企業と常駐先との2つの企業と接点があるため、退職代行サービスを利用する際に「どちらに伝えるべき?」と迷ってしまうかもしれません。

しかし、SESエンジニアの雇用関係はSES企業との間にあるため、退職代行サービスを利用して退職を伝える際にも、相手はSES企業となります。

退職代行サービス業者との打合せの際は、勤務場所と雇用主が異なる旨もきちんと伝えておきましょう。

質問6. 就業規則で禁止されていても退職代行サービスを利用できる?

就業規則において「退職日の2ヵ月前には退職届を提出すること」といった規定があるケースは少なくありません。

しかし、労働者の退職の権利として、退職自体を禁止されたり、退職理由を制限されるようなことはありません

つまり、これらの就業規則はあくまでも円満に退職できるための働きかけといった意味を持つものに過ぎず、実際には本人から退職の意思表示がされれば、原則2週間が経過することで自動的に退職することが可能になります。

まとめ:退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法【体験談や損害賠償についても解説】

今回は退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法や体験談、注意点などについて解説しました。

改めて退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法・手順について確認しておきましょう。

退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法

  • 退職代行サービスに申し込む
  • 基本情報を伝える
  • 料金を支払う
  • 業者が退職手続きをおこなう
  • 退職届と貸与物を返却
  • 退職完了

また退職代行でSES(客先常駐)を辞める際の注意点は以下の通り。

退職代行でSES(客先常駐)を辞める際の注意点

  • 退職代行サービスは慎重に選ぶ
  • 会社との関係が悪化しないように配慮する
  • 転職エージェントで就職先を探しておく

SESプロジェクト途中退職の具体的な方法や注意点を知りたい方は「【SESプロジェクト途中退場】退職代行?SES契約中退職のトラブルや契約期間」をご覧ください。

SES企業や他の企業との比較について更に詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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CloudInt編集部

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本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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