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【エンジニア就活】コーディングテストの難易度は?対策方法もご紹介

更新日 :

新卒のエンジニアとして就職活動をしたいけど、コーディングテストはどのくらい難しいんだろう?
エンジニア就活でのコーディングテストの対策方法を知りたい!

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

昨今の就活業界ではIT業界の人気は高まりつつあります。

そんな中で、エンジニアとしての新卒採用を目指している大学生、専門学生も少なくないでしょう。

そこで今回は、実際にWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、エンジニア就活でのコーディングテストの難易度や具体的な勉強方法をご紹介します。

この記事でわかること

  • エンジニア就活のコーディングテストの難易度
  • プログラミング未経験でもコーディングテストを突破できるか
  • コーディングテストを採用している企業・採用していない企業一覧
  • エンジニア就活でのコーディングテストの対策方法
  • まとめ:【エンジニア就活】コーディングテストの難易度は?具体的な対策方法も解説

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Web系企業のコーディングテストについて詳しく知りたい方はこちらの記事もオススメです。

※当記事は社会人向けプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある現役エンジニアの私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私のエンジニア経歴や私のプログラマー略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

エンジニア就活でのコーディングテストの難易度

私がこれまでWeb系の自社開発企業を中心に就活をしてきた中で、コーディングテストの難易度は主に4つの段階に分けられると考えています。

難易度内容AtCoderでの難易度
簡単簡単なfor文、if文を含む処理、Fizz Buzzの問題。
未経験からの独学でも1~2ヶ月あれば解ける。
A
普通for文やif文に加えて多次元配列や辞書型、複雑なソートやフィルターを使う問題。
知識があればシンプルなコードで簡潔に書けるが、for文やif文でゴリ押しもできる。
未経験からの独学でも4~6ヶ月あれば解ける。
B~C
やや難しい応答時間の制限を満たすため、再帰関数や二分探索法、全探索や動的計画法といったアルゴリズムの勉強をしていないと難しい問題。
サービス開発ではなくアルゴリズム開発の勉強をする必要がある、手法を知っていればあっさり解けることもある。
C
かなり難しい計算量、制限時間を考慮したかなり複雑な問題。
難易度はそこまで難しくなくても、求められている処理内容が多すぎて時間が間に合わないこともある。
中学や高校の頃からプログラムを書き続けてきた様なハイレベルなエンジニアのみが解ける。
D以上

企業によって難易度は異なりますが、大抵のコーディングテストの難易度は「簡単〜普通」の範囲に収まっています

そのため仮に現段階でプログラミングが未経験の方でも、今から数ヶ月間勉強を継続すれば、問題なくコーディングテストに挑めるでしょう。

新卒採用では現状のスキルよりポテンシャル・将来性を見られる傾向があるので、当然といえば当然かもしれません。

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プログラミング未経験でもコーディングテストを突破できるか

ではプログラミング未経験の人でもコーディングテストを突破することができるのでしょうか?

結論はNOです。

プログラミングはある程度勉強しないとコードを書けるようになりませんし、コーディングテストでは数学的な考え方も必要になってきます。

レジェンド級のエンジニア以外の方は、しっかりコーディングテストの対策をした方が良いでしょう。

また未経験から効率的にプログラミングを学ぶなら、プログラミングスクールを通じてプロのエンジニアから教わるのがオススメです。

おすすめの優良プログラミングスクールについては以下の記事を合わせてご覧ください。

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更新日:2024年11月17日

コーディングテストを採用している企業・採用していない企業一覧

ここまでコーディングテストについて説明してきましたが、すべての企業の新卒エンジニア職でコーディングテストが設けられているわけではありません

つまり選考フローにコーディングテストが無い企業を受ければ、コーディングテストを受けること無くエンジニア就職を進めることができます。

割と規模の大きな企業(特にSIer)、現状のスキルよりポテンシャルを重要視している企業はコーディングテストを導入していないことが多いです。

そこで、ここでは2022年1月時点で私自身が把握しているコーディングテストを採用している企業・採用していない企業の情報をご紹介します。

コーディングテストを
採用しているIT企業
コーディングテストを
採用していないIT企業
Google、Amazon、LINEYahoo楽天DeNAリクルート、メルカリ、ソフトバンク、アクセンチュア、チームラボ、マネーフォワード、freee、Visional、スマートニュース、クックパッド、Wantedly、sansanなど野村総合研究所、伊藤忠テクノソリューションズ、東京海上日動システムズ、日立システムズ、Sky、KDDI、富士通、NEC、NTT、DMM、サイバーエージェント、ZOZO、ミクシィ、グリー、GMOインターネットなど

ご覧のようにWeb系の企業の多くはコーディングテストを採用していますが、それ以外のIT企業の多くはコーディングテストを採用していないことが分かります。

こちらの情報は2022年1月現在のものです。

もしもコーディングテストを避けたい方は、採用サイトや就活口コミサイトで自分の志望企業がコーディングテストを採用しているか今一度確認してみましょう。

>> おすすめの就活サイト・就活エージェント15選はこちら

コーディングテストはWeb系の企業や事業会社のエンジニア職の選考で行われることが多いです。一方でSIerやIT大手企業ではあまり実施されない傾向があります。これはSIerやIT大手企業のエンジニア職は、コードを書かずに設計や企画を行うタイプのエンジニアがほとんどであるためです。

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エンジニア就活でのコーディングテストの対策方法

ではエンジニア就活でのコーディングテストを突破できるようになるには、どんな対策方法で勉強すれば良いのでしょうか?

先に結論を申し上げますと以下の通りになります。

エンジニア就活でのコーディングテストの対策方法

  • 書籍で勉強する
  • プログラミングスキルチェックサービスで練習する
  • 競技プログラミングで鍛える

それでは順番に解説していきます。

対策方法① 書籍で勉強する

1つ目の対策方法は、書籍で勉強するという方法です。

私が実際に購入して役に立ったと感じたのは以下の2冊です。

問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造 (KS情報科学専門書)


プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ~問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える~


どちらも例題と解説が細かく丁寧に書かれているので、2~3周することを目標に勉強してみましょう。

とはいえ2冊とも後半部分は難易度が高くエンジニア就活でのコーディングテストではほとんど使わない知識も出てきます。

  • 問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造 (KS情報科学専門書)
    →1章〜12章(設計技法・データ構造)
  • プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版]
    →1章〜3章(準備編・初級編・中級編)

上に示した範囲を中心的に学習すれば問題ないでしょう。

対策方法② プログラミングスキルチェックサービスで練習する

2つ目はプログラミングスキルチェックサービスを使って勉強する方法です。

私はpaizaの「プログラミングスキルチェック | ITエンジニアを目指す学生の就活サイト【paiza新卒】」を使用していました。

paizaのプログラミングスキルチェックサービスでは、500問近くの問題が用意されていて難易度は5段階に分けられています

難易度はD、C、B、A、Sの5つがありSが最も難しくてDが最も簡単です。

私は約2ヶ月間、毎日CとBの問題を1問ずつ問いていました

毎日必ずコーディングテストに触れることで、コツコツと着実に力を伸ばすことができると言えるでしょう。

SやAは異次元級に難しいので私は解いていませんでしたが、それでもコーディングテストに大きな支障はありませんでした。
無理して難問に挑戦するよりは、基礎と中級程度の問題をしっかり解けるようにしておいた方が良いでしょう。

対策方法③ 競技プログラミングで鍛える

3つ目は競技プログラミングで鍛えるという方法です。

既にご存じの方も多いとは思いますが、競技プログラミングの中で最も有名な「AtCoder」がオススメです。

AtCoderは日本だけでなく世界中で使用されている競技プログラミングサイトです。歴史も長く3,000以上の過去問にいつでも挑戦できます。

AtCoderでは毎週土曜日の21時から1時間40分間、AtCoder Beginner Contestという初心者向けのコンテストが開催されています。(たまに日程がずれることがあるので公式ツイッター公式サイトを確認してみてください)

私はこのコンテストに毎週参加&毎日過去問を解いていました

AtCoder Beginner Contestでは6問前後の問題が難易度順にA、B、C、D...と用意されています。

エンジニア就活でのコーディングテストで合格を狙いたい方はA、B、Cを確実に解けるようにしておきましょう

毎週のコンテンストに参加するのはもちろん、paizaと合わせて毎日過去問をA、B、Cの3問解くことで、コーディング試験の実力を磨くことができるでしょう。

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更新日:2024年10月31日

まとめ:【新卒エンジニア】コーディングテストの難易度は?具体的な対策方法も解説

まとめ:【エンジニア就活】コーディングテストの難易度は?具体的な対策方法も解説

  • 新卒エンジニア向けのコーディング試験はそこまで難しくないので、未経験でも数ヶ月間勉強すれば間に合う
  • とはいえプログラミング未経験の状態でコーディングテストを通過することは難しい
  • コーディング試験を採用しているのはWeb系が多く、それ以外のIT企業はそこまで採用していない
  • コーディング試験対策では書籍・専用サイト・競技プログラミングの三本立てで勉強するのがオススメ!

今回はWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、エンジニア就活でのコーディングテストの難易度や具体的な勉強方法をご紹介しました。

基本的にコーディングテストは数ヶ月間勉強すれば十分間に合うくらいの難易度であることがほとんどです。

そのためプログラミング未経験で焦っている方は、なるべく早くコーディング試験対策に向けて準備しましょう。

そしてコーディング試験対策の方法は以下の通り。

エンジニア就活でのコーディングテストの対策方法

  • 書籍で勉強する
  • プログラミングスキルチェックサービスで練習する
  • 競技プログラミングで鍛える

また新卒エンジニアの選考ではコーディングテストの能力だけでなく、ポートフォリオとなる成果物も求められます。

まだ成果物を用意できていない方、プログラミングを学び始めたばかりの方は、採用が始まる大学3年の終わりから大学4年の春ごろまでに間に合わせる必要があります

未経験・初心者の状態から効率的にプログラミングを学ぶなら、プログラミングスクールを通じてプロのエンジニアから教わるのがオススメです。

大学生におすすめのプログラミングスクールについては以下の記事をご覧ください。

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新卒エンジニアの就職活動で困っている方は以下の記事をご覧ください。

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  • この記事の著者/監修者
CloudInt編集部

CloudInt編集部

本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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