今回はこんな悩みにお答えしていきます。
SESからの転職先でキャリアアップしようと考えている方も少なくないはず。
そこで今回はSESからの転職先おすすめ8選やSESから転職する際のポイント、おすすめのエージェントなどについて解説します。
【迷ったらコレ!】SESから転職する人におすすめの転職エージェント3選
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おすすめIT業界・エンジニアに強い転職エージェントおすすめ15選を解説
目次
SESからの転職先おすすめ8選
まずは、SESから転職する場合のおすすめを紹介します。
「SESから別職種に転職するのは無理」と考えがちですが、意外と選択肢が多いことを知っておきましょう。
自分が理想とするキャリアやワークライフバランスに合わせて選択すれば、働く満足度も上がりそうです。
SESからの転職先おすすめ8選
- SESからWeb系(自社開発)
- SESから大手SIer(受託開発)
- SESから社内SE
- SESから優良SES
- SESからITコンサルティング企業
- SESから営業・セールス
- SESからフリーランス
- SESから異業種・異職種
それでは順番に解説していきます。
1. SESからWeb系(自社開発)
Web開発系は自社開発であることが大半で、自社が企画・運営するサービスに直接関われます。
そのため経験と実績を積めば積むほど、自分の意見が反映されやすくなるのがメリットです。
また、エンドユーザーの反応をダイレクトに見れるためやりがいが強く、同僚とのコミュニケーションも取りやすいのも魅力です。
一方、どうしても同じメンバーで開発することになるため役割分担がパターン化しやすく、多様なスキルを身につけるのには向きません。
会社の経営状態によっては好きな開発ができないことも多く、予算第一で考えるシーンも出てきます。
おすすめSESから自社開発への転職は難しい?【成功させるコツをご紹介】
おすすめ自社開発エンジニアはやめとけ?【メリット・デメリットを解説】
Web開発の流れやスキルについて詳しく知りたい方は「Web開発とは?Web開発の流れと開発に必要なスキルを解説 | GeeklyMedia」をご覧ください。
2. SESから大手SIer(受託開発)
大手Sler(受託開発)では、クライアントから発注を受けてシステムやソフトウェアを開発をおこないます。
案件ごとにさまざまなプロジェクトに参画できるため経験と実績を積みやすく、知識をアップデートしていれば50代・60代になっても働けるのがメリットです。
一方、クライアントワークであるため納期や予算の管理が厳しく、マネジメント側に回ると常に細かな調整が求められます。
客先常駐であれば案件ごとに労働環境が変わるのもデメリットです。
その分社内教育制度が整っていることが多いので、実務経験の浅い人でも就職しやすいでしょう。
おすすめ自社開発とSIerはどっちがおすすめ?【転職時の注意点も解説】
3. SESから社内SE
社内SEとは、社内システムの保守・点検・運用をするのが主な仕事です。
場合によっては社員向けのITリテラシー講座を開催したり、セキュリティ要件を見直したり、自社のシステム部門に関する全てを担います。
最新技術に触れる機会が少なく、ルーティンワークが多くなる傾向にありますが、その分腰を据えて働けるのがメリットです。
自社におけるシステム部門の存在意義を考えるなど、経営の視点が身につくことも特徴です。
4. SESから優良SES
SESは給料の安さや不安定さがデメリットとして語られますが、十分な報酬体系を用意している優良SESであればこの課題はクリアできます。
残業・休日出勤をほぼなくして働けたり、上場企業とのパイプを活かして多様な現場を獲得したりできるので、スキルアップも機会も多いでしょう。
しかし、あくまでもSESなので下流工程であることは変わりません。
案件ごとの都合に応じて働く場所が変わることも珍しくないので、メリット・デメリットを考えて転職するのがおすすめです。
同じSESの会社へ転職しました。1社目でIT業界への転職については色々と難しいところがあったので、転職が決まってから退職するようにしました。
また、基本的にはエージェントに日程調整等を任せて長期的なスパンで転職活動を行いました。
口コミ投稿者:rust1000さん / 24歳男性 / 神奈川県在住
業界(職種):ソフトウエア・通信(インフラエンジニア) / 1社目に1.5年、2社目に1.5年勤務中
平均年収:340万円 / 業務内容:映像監視チームのオペレーター統制業務
おすすめSESのホワイト企業・優良企業の見分け方【優良企業ランキングもご紹介】
5. SESからITコンサルティング企業
エンジニアとして長年働いた実績・経験を活かし、ITコンサルタントになる人も少なくありません。
ITコンサルタントはクライアント企業の課題を可視化し、ITやリテラシーの側面からアドバイスして目標達成に導く存在です。
経営に関する視点が身につきやすく、業界全体の情報にも明るくなれます。
ただし、同じIT系職業でありながら実務に携わるエンジニアとは性質が異なり、大幅なキャリアチェンジになることに注意しましょう。
6. SESから営業・セールス
エンジニアとしての知識を活かして、営業マンになるのもひとつの手法です。
専門知識があるため具体的な提案をしやすく、営業職とエンジニア職のパイプ役としても機能できるでしょう。
一方、プログラミングとは別に「売るためのスキル」が求められる点に注意が必要です。
クライアントと開発チームとの間で板挟みになったり、ノルマが厳しかったりすることもあり、転職先の見極めが大切です。
7. SESからフリーランス
フリーランスとして独立すれば、受注する案件や納期をクライアントに相談しながら自由に設定できます。
そのためワークライフバランスも取りやすく、自宅で働くなど柔軟な労働環境を作りやすくなるでしょう。
高いスキルを持つエンジニアであれば稼げる額に上限がないので、会社員以上の年収になることも少なくありません。
一方、請求書作成や確定申告などエンジニア職以外の業務があること、代わりの人員がいないことがデメリットです。
8. SESから異業種・異職種
エンジニア以外の、完全異業種・異職種に転職する方法もあります。
新たなセカンドキャリアを構築できるほか、今までにないスキルを習得できるのもメリットです。
ただし、完全未経験として転職することになるため、スタート年収が下がるかもしれません。
年齢とともに未経験転職のハードルも上がるので、もし希望するなら早めに転職活動することをおすすめします。
SESから転職する際のポイント
SESから転職する際は、下記のポイントを押さえておきましょう。
後悔しない転職先を選ぶためにも、選考前にチェックしておくのがおすすめです。
SESから転職する際のポイント
- 転職の目的を決めておく
- SESで得たスキルを活かせるキャリアを選択する
- 自分のキャリアを棚卸ししておく
- 面接用にSESの転職理由・退職理由を考えておく
- IT業界に強い転職エージェントを利用する
それでは順番に解説していきます。
1. 転職の目的を決めておく
まずは、なぜSESから転職したいのか、目的を明確にしておきます。
漫然とした不満や形のない不安に突き動かされて転職活動することもできますが、会社選びの軸が定まらず、効率が悪くなってしまうかもしれません。
まずは何が不満で転職するのか、転職で何を成し遂げたいのか、明らかにしておきましょう。
2. SESで得たスキルを活かせるキャリアを選択する
キャリアアップ転職を目指すのであれば、SESで得たスキルを活かせるキャリアにするのがおすすめです。
エンジニアとしての専門知識も活かしつつ、SESでの実績・経験も役立つ場であれば、好待遇で内定が出る可能性が高まります。
反対に、SESでの経験がほぼ役に立たない業種・職種にしてしまうと、未経験者からのスタートする必要があるので注意しましょう。
まずは自分の強みや経験を棚卸ししながら、高く評価してくれそうな会社を探すのがポイントです。
3. 自分のキャリアを棚卸ししておく
キャリアの棚卸しとして、下記を具体化していきます。
キャリアの棚卸しで具体化した方が良いことの例
- 過去に参画したプロジェクト・実績・経験
- 保有しているスキル
- 扱えるプログラミング言語やツール
- これまでのキャリアパス
- 今後希望するキャリアプラン
- 仕事に対して望むこと
自分が何を軸に仕事をしてきたのか、今後どんなキャリアプランをイメージしているのか、はっきりさせましょう。
選考の場で面接担当者に伝えやすくなり、双方のミスマッチを防げます。
また、棚卸しを繰り返しているうちに自分の強みに気づけるなど、副次的な効果も期待できるのがポイントです。
4. 面接用にSESの転職理由・退職理由を考えておく
面接用に、SESを退職する理由を考えておきましょう。
「給料が低いから」「成長できなさそうだから」などネガティブな退職理由ばかり伝えてしまうと、どうしても面接時の印象が悪くなります。
もしネガティブな理由で退職する場合でも、なるべくポジティブに聞こえるよう変換し、違和感なく伝える訓練をするのがおすすめです。
転職エージェントでも、退職理由をヒアリングしながら選考用にアレンジするのを手伝ってくれるので、困ったときは頼りましょう。
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5. IT業界に強い転職エージェントを利用する
IT業界に強い転職エージェントにすれば、SES以外の選択肢も豊富にキープできます。
また、エンジニアならではのキャリアプランを提案してもらえたり、業界のトレンドに詳しかったりするのも大きなメリット。
もし総合型の転職エージェントを利用する場合でも、IT業界特化型のエージェントにも登録しておくなどして工夫しましょう。
SESから転職する人におすすめの転職エージェント
ここからは、SESから転職する人におすすめのエージェントを紹介します。
特にIT業界の求人を多く取り扱うエージェントや、IT特化型のエージェントを中心に紹介するのでご参考ください。
SESから転職する人におすすめの転職エージェント①リクルートエージェントIT
リクルートエージェントITは、業種・職種・地域を前提せず誰でも利用しやすい大手総合型転職エージェントです。
大手ならではの求人数があるので、豊富な選択肢から自分に合った1社を見つけたい方に向いています。
担当のキャリアコンサルティングも得意業界ごとに細分化されているので、エンジニアについて全くわからない人がアテンドされる可能性もありません。
「何から手をつければよいかわからない」「転職活動のコツが知りたい」という方は、ぜひ活用してみましょう。
SESから転職する人におすすめの転職エージェント②レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Web業界特化型の転職エージェントであり、エンジニアやクリエイター専門の媒体です。
正社員だけでなくフリーランス向けの案件紹介や派遣求人も紹介しているので、チェックしておきましょう。
相談しているなかで、最終的に転職ではなく副業を視野に入れたくなった場合でも、サービスを切り替えることなく利用できます。
隙間時間での相談に便利なLINEサポートや、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの作成も支援してくれるので、困りごとは遠慮なく相談してみましょう。
SESから転職する人におすすめの転職エージェント③Geekly
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界での転職に強いエージェントです。
業界専門のコンサルタントが多数在籍しているため知識レベルが高く、エンジニアの仕事を深く理解したうえで転職をサポートしてくれます。
さらに、エンジニア・デザイナー・ゲームプロデューサーなど職種ごとに担当分野が細分化されており、専門性の高いカウンセリングが期待できるのも特徴です。
働きながらマイペースに転職活動する人も多いので、「まずは情報収集から始めたい」「無理なくじっくり転職活動したい」という方でも歓迎されています。
IT業界のプロならではのアドバイスがほしいときにこそ、活用してみましょう。
SESはスキルアップしにくいと感じたので退職しました。転職活動では転職エージェントを利用しました。Geekly、D社、W社などを使いました。D社は全く興味のない業界の求人を案内してきており、全く参考になりませんでした。W社は30件ほどにいきなり書類を送るなどしており、サポートというよりもノルマでやってるという感じがしました。
一方でGeeklyは親身になって日程等を自分の都合に合わせて組んでくれたので使いやすかったです。基本的にはGeeklyに日程調整等を任せて長期的なスパンで転職活動を行いました。
口コミ投稿者:rust1000さん / 24歳男性 / 神奈川県在住
業界(職種):ソフトウエア・通信(インフラエンジニア) / 1社目に1.5年、2社目に1.5年勤務中
平均年収:340万円 / 業務内容:映像監視チームのオペレーター統制業務
SESから転職する人におすすめの転職エージェント④dodaエンジニアIT
dodaエンジニアITは、その名の通りITエンジニアの転職に特化したサービスです。
大手転職エージェント「doda」の系列サービスであり、なかでも特にエンジニア転職に強いコンサルタントのみが少数精鋭でサポートを提供しています。
「週休完全2日制」「法定外有給の付与あり」など福利厚生で企業を選定できるのも、うれしいポイントです。
ライフイベントの発生に伴いSESでの就業が難しくなった方や、ワークライフバランスを重視したくなった方はぜひ登録してみましょう。
SESから転職する人におすすめの転職エージェント⑤マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、IT・Webエンジニアに特化した転職エージェントです。
プログラマーやシステムエンジニアをはじめとする豊富な求人がありますが、自社雇用の社内SE案件が多いのも特徴。
非公開求人の割合が高く、登録して相談してからでないと検索できないので注意しましょう。
一般的な転職サイトやハローワークにはない求人を探したいときにこそ、マイナビIT AGENTがおすすめです。
>> マイナビIT AGENTの公式サイトを確認する
※マイナビのプロモーションを含みます。
おすすめIT業界・エンジニアに強い転職エージェントおすすめ15選を解説
IT業界・エンジニアに強い転職エージェントおすすめ15選を解説
更新日:2025年1月7日
SESから転職する際のよくある質問
最後に、SESから転職する際の「よくある質問」を解説します。
気になる項目がある方は、チェックしてみましょう。
質問1. SESで何年経験すれば転職していい?
SESから転職するのに、最低限必要な実務経験年数はありません。
SESからSESであれば、経験年数に比例せず転職しやすいでしょう。
また、扱うプログラミング言語・ツールが同じであれば、自社開発や受託開発でも転職しやすくなります。
年数ではなく自分が習得してきた知識や経験に基づいて、転職を判断するのが大切です。
質問2. SESは転職できない・難しいって本当?
SESは転職できないわけでなく、他職種と比較して極端に転職が難しいわけでもありません。
ただし、SESは下請け案件に加わることが多いため、上流工程で働くエンジニアになりたいときは注意が必要です。
自分が持つスキルや、プロジェクト進行を円滑に進めるために必要な能力をアピールしないと、選考で落ちてしまう可能性があります。
応募先と自分のスキルを見比べながら、無理のない転職活動にしていきましょう。
おすすめSESだと転職できないって本当?【理由や対処法を解説】
質問3. 転職エージェントはSESばかりなの?
SESが多い転職エージェントもあれば、それ以外の選択肢も豊富な転職エージェントもあります。
必ずしもSESにはデメリットばかりでないので、まずは豊富な選択肢のあるエージェントに登録するのがおすすめです。
また、どうしてもSESを転職先の選択肢から外したい場合、早い段階でキャリアアドバイザーに相談しておきましょう。
まとめ:SESからの転職先おすすめ8選【エンジニア転職したい人必見】
今回はSESからの転職先おすすめ8選やSESから転職する際のポイント、おすすめのエージェントなどについて解説しました。
改めてSESからの転職先おすすめ8選を確認しておきましょう。
SESからの転職先おすすめ8選
- SESからWeb系(自社開発)
- SESから大手SIer(受託開発)
- SESから社内SE
- SESから優良SES
- SESからITコンサルティング企業
- SESから営業・セールス
- SESからフリーランス
- SESから異業種・異職種
またSESから転職する際のポイントは以下の通りです。
SESから転職する際のポイント
- 転職の目的を決めておく
- SESで得たスキルを活かせるキャリアを選択する
- 自分のキャリアを棚卸ししておく
- 面接用にSESの転職理由・退職理由を考えておく
- IT業界に強い転職エージェントを利用する
SES企業や他の企業との比較について更に詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
自社開発・受託開発・客先常駐の違いやメリット・デメリットを徹底比較
更新日:2025年1月7日