今回はこんな疑問にお答えしていきます。
エンジニアを目指す人が最初に抱える悩みの1つに「プログラミング言語選び」があります。
プログラミング言語の選択によって、制作物や難易度はもちろん、キャリアパスや年収は大きく変わってきます。そのため言語は慎重に選ぶ必要があります。
【先に結論】JavaとKotlinの比較表
Java | Kotlin | |
ロゴ画像 | ||
作れるもの | Webアプリケーション、Webサイト、デスクトップアプリケーション、ソフトウェア、ゲーム、組み込み系システム、大規模基幹システム、IoTなど | モバイルアプリ・Webサービス・Javaでできること全般 |
使用例 | Twitter・OpenOffice・Eclipse・金融機関の基幹システム・Androidアプリなど | ヤフーニュース・GYAO!・LINE・Netflix・Slack・Uber・Abema・Rettyなど |
設計思想 | オブジェクト指向型のプログラミング言語 汎用プログラミング言語 | オブジェクト指向型のプログラミング言語 簡潔でセキュリティ性が高い |
汎用性 | 非常に高い | 高い |
年収 | 高い | 高い |
求人数 | 多い | 普通 |
難易度 | 普通 | 易しい |
将来性 | 非常に高い | 普通 |
おすすめの人の特徴 | 長く人気のある、安定的な言語を学びたい人 ソフトウェア、Webアプリ、組み込み系など様々なシステム開発に挑戦したい人 大規模な案件に参画したい人 | 新しい言語を学びたい人 シンプルなプログラミングの方が読みやすい人 Androidアプリ開発に挑戦したい人 |
おすすめの参考書 | スッキリわかるJava入門 第3版 プロになるJava Java本格入門 | 基礎からわかる Kotlin やさしいKotlin入門 Androidアプリ開発の教科書 第2版 |
学習方法 | Javaを学べるスクール | Kotlinを学べるスクール |
JavaやKotlinをプロのエンジニアから教わりたい方にはプログラミングスクールがオススメです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
Javaが学べるプログラミングスクールおすすめ9選【無料の社会人向けスクールも】
更新日:2024年11月17日
目次
Javaとは
まずはJavaの特徴からご紹介します。
Javaとは
Java(ジャバ、ジャヴァ)とは、オブジェクト指向型のプログラミング言語として代表的なもので、「汎用」なプログラミング言語です。
サン・マイクロシステムズ社によって開発・リリースされ、現在はオラクル社に合併吸収されたことにより、版権はオラクル社に移行しています。
JavaプログラムはJava内の仮想マシン上で実行される仕組みとなっており、ハードウェアやOSに依存しないプラットフォーム非依存性・セキュリティ性の高いプログラムを実現できるという大きな特徴があります。
Javaで作れるもの
Javaで作れるもの
- Webアプリケーション
- Webサイト
- デスクトップアプリケーション、ソフトウェア
- ゲーム
- 組み込み系システム
- 銀行系の大規模基幹システム
- IoT
など、幅広いものを作ることが可能です。
Javaで作られたアプリ
Javaが使われている具体的なサービスは、以下の通りです。
全世界で月間3億人以上のユーザーが利用する大手SNSサイトTwitterですが、初期はRubyという言語で開発されていましたが、2011年頃にJavaとScalaという言語に移行し、開発されています。
OpenOffice(Apache OpenOffice)
https://www.openoffice.org/ja/
無料で表計算や文書作成、プレゼンテーション資料の作成ができるソフト、OpenOfficeもJavaを使用して開発されています。
Eclipse
Javaで開発する際に必要なIDE(統合開発環境)であるeclipse自体も、Javaによって作られています。
金融機関の基幹システム
セキュリティ性の高いプログラミング言語であるJavaは、みずほ銀行の勘定系システムや三菱UFJ銀行の市場系取引のリスク計算を行うシステム開発など、金融機関のシステム開発にも採用されています。
Javaが学べるプログラミングスクールおすすめ9選【無料の社会人向けスクールも】
更新日:2024年11月17日
Kotlinとは
続いてはKotlinの特徴についてご紹介します。
Kotlinとは
Kotlin(コトリン)とは、2011年にジェットブレインズ社によって開発されたオブジェクト指向型のプログラミング言語です。
Kotlinは、Javaの持つプラットフォーム非依存性を保ちつつ、更に簡潔でセキュリティ性の高い言語となるよう開発され、Java比べ少ないコード数で実装できる場合が多いという特徴があります。
安全性について、Kotlinで書かれたコードはJavaの仮想マシン(JVM)で実行されるため、Javaと同等の高いセキュリティ性を持っています。
KotlinのIDE(統合開発環境)は主にIntelliJ IDEAやAndroid Studioを使用するのが主流ですが、EclipseでもKotlinのプラグインを導入することで使用可能です。
Kotlinで作れるもの
Kotlinで作れるもの
- モバイルアプリ
- Webサービス
Kotlinは主にアプリ開発の場面で活躍することが多いのですが、ニュースサイト等のWebサービスも作ることができます。
また基本的にKotlinはJavaと互換性がある為、上記に限らずJavaでできることはKotlinでもできると言ってもよいでしょう。
Kotlinで作られたアプリ
Yahoo!ニュースアプリ
月間225億PVを超える大手ニュースサイト、Yahoo!ニュースですが、Android版のアプリの多くの画面ではKotlinを使って開発されています。
他にも、ヤフーが展開しているアプリの半数以上でKotlinが導入されているようです。
LINE(Androidアプリ)
ユーザー同士が無料でメッセージのやり取りや通話ができ、日本でもスマホ・携帯所有者のうち80%以上が利用していると言われる人気のアプリケーション、LINE。
Android版のLINEアプリでは、Kotlinを使用して開発されています。
Netflix
ネットから映画やドラマが視聴できるサービス、NetflixのAndroid版アプリもKotlinを使用して開発されています。
他にも、有名なビジネスチャットツールSlackや、タクシーなどの配車サービスUberもKotlinを使用して作られています。
おすすめKotlinが学べるプログラミングスクールを徹底解説
JavaとKotlinを徹底比較
続いてはJavaとKotlinを様々な角度から徹底比較していきます。
Java | Kotlin | |
設計思想 | オブジェクト指向型のプログラミング言語 汎用プログラミング言語 | オブジェクト指向型のプログラミング言語 簡潔でセキュリティ性が高い |
汎用性 | 非常に高い | 高い |
年収 | 高い | 高い |
求人数 | 多い | 普通 |
難易度 | 普通 | 易しい |
将来性 | 非常に高い | 普通 |
それでは順番に詳しく解説していきます。
1. 設計思想で比較
JavaもKotlinも、どちらもオブジェクト指向型のプログラミング言語なので、設計思想に大きな違いはありません。
それはコーディング中に最も発生しやすい「NullPointerException(所謂、ぬるぽ)」という例外の取り扱いについてです。
NullPointerExceptionというのは、ざっくり言うとプログラムが情報を読み込もうとしたら、情報が見つからず処理が落ちてしまうという例外です。
JavaにおけるNullPointerExceptionの取り扱いは、プログラムを実行した時に検出されるエラーとなっていて、逆に言うとプログラムを作って動かしてみないと発生するかどうか分かりません。
一方Kotlinでは、基本的にプログラムを実行する前にエラーとなるかどうかチェックされるので、これを解消するまでプログラムを動かすことができません。
それではKotlinであれば絶対にNullPointerExceptionが発生しないのかというと厳密にはそうではありませんが、Nullの取り扱いについてJavaよりも厳しいという点で、安全性の高いプログラミングができると言えます。
2. 汎用性で比較
JavaもKotlinもどちらも汎用的なプログラミング言語なので、言語自体の汎用性としてどっちが良くて、どっちが劣るということはありません。
ただし、KotlinよりJavaの方が古く、長い間使われている言語なので、実際に汎用的に使われているのはJavaの方でしょう。
3. 年収で比較
JavaとKotlinについて、年収額で比較していきましょう。
Javaエンジニアの平均年収は約523万円、派遣社員でも時給2246円となっています。
全体の給与幅としては313〜843万円と幅広いため、スキルや経験によって大きく変動すると考えられるでしょう。
次にKotlinエンジニアの収入についてです。
正社員のKotlinエンジニアの平均年収は562万円です。
一般的な正社員エンジニアの平均年収は469万円であるため、エンジニア全体の平均よりKotlinエンジニアの方が年収が高いことが分かります。
フリーランスのKotlinエンジニアの平均年収は、全体平均が914万円、最高年収1800万円、最低年収が240万円となっています。
4. 求人件数で比較
大手求人サイトの情報を元に求人数を比較してみましょう。(2022年5月時点)
Java | Kotlin | |
indeedの求人数 | 109,232件[indeedより] | 17,573件[indeedより] |
求人ボックスの求人数 | 81,488件[求人ボックスより] | 9,973件[求人ボックスより] |
dodaの求人数 | 9,995件[dodaより] | 930件[dodaより] |
マイナビ転職の求人数 | 2,882件[マイナビ転職より] | 270件[マイナビ転職より] |
リクナビNEXTの求人数 | 3,430件[リクナビNEXTより] | 309件[リクナビNEXTより] |
Greenの求人数 | 8,857件[Greenより] | 1,157件[Greenより] |
ご覧のように、Javaの案件が圧倒的に多い結果となりました。
Kotlinは新しい言語であるため、Javaよりも開発現場に普及していない事も大きな差が出ている理由の1つかもしれません。
5. 難易度で比較
難易度の差で言うと、大きな差は無いように思います。
しかし、JavaとKotlinのプログラミングの構文は、Kotlinの方が短くシンプルに書くことができる場合が多いです。
構文がシンプルだとプログラムも文字数が少なくまとまりやすいので、シンプルな方がお好きな方はKotlinの方が易しくて学びやすいのではないでしょうか。
言語の相性もありますので、迷っている方はJavaとKotlin両方の基本構文(変数の宣言方法や演算子、条件分岐など)を眺めてみて、どちらが頭に入って来やすいか確認してみるのもオススメです。
Kotlinの前にJavaを学んだほうが良い?
目的にもよりますが、Kotlinの前にJavaを学ぶことで、型システムやオブジェクト指向プログラミングの概念をスムーズに理解できるようになるでしょう。
6. 将来性で比較
さて、次は将来性について比較をしていきましょう。
JavaとKotlinのどっちが将来性が高いかというと、先ほど確認した求人数を見た通りJavaの方が案件数が圧倒的に多い為、Javaに軍配が上がると思います。
だからと言って、Kotlinの方は将来性が低いかというと、そうでもありません。
先ほど述べた通り、JavaからKotlinへ移行するプロジェクトもありますし、実際、JavaよりもKotlinの方が構文がシンプルな分、安全性が高い言語という見方もあります。
なので、どちらも将来性のある言語だと言えるでしょう。
Kotlinはオワコンって本当?
Kotlinはオワコンではなく、むしろ今でも広く使用されており、Androidアプリ開発などの領域で強力な存在です。JetBrainsによるサポートとコミュニティの活発さが続いており、新しい機能やライブラリが追加され、開発者にとって魅力的な言語としての地位を保っています。よってKotlinは今後も有力なプログラミング言語の一つであり、オワコンでは無いといえるでしょう。
JavaとKotlinの文法の違いを比較
続いてはJavaとKotlinの文法の違いを実際のコードを用いて解説します。
文法の違い① セミコロン
Javaのセミコロンの文法
1 2 | int x = 5; System.out.println(x); |
Kotlinのセミコロンの文法
1 2 | val x = 5 println(x) |
Kotlinはセミコロンが不要です。
文法の違い② 変数の宣言と初期化
Javaの変数の宣言と初期化の文法
1 2 | int x; // 宣言 x = 5; // 初期化 |
Kotlinの変数の宣言と初期化の文法
1 2 | var x: Int // 宣言 x = 5 // 初期化 |
Kotlinは初期化と宣言が同時に行えます。
文法の違い③ 不変性変数と変更可能変数
Javaの不変性変数と変更可能変数の文法
1 2 | final int y = 10; // 不変 int z = 15; // 変更可能 |
Kotlinの不変性変数と変更可能変数の文法
1 2 | val y = 10 // 不変 var z = 15 // 変更可能 |
文法の違い④ Nullableタイプ
KotlinのNullableタイプの文法
1 | val nullableValue: Int? = null // Nullable |
Kotlinはnull許容性をサポートしており、?を使って変数がnullを保持できることを示します。
文法の違い⑤ 関数の宣言と呼び出し
Javaの関数の宣言と呼び出しの文法
1 2 3 4 5 | public int add(int a, int b) { return a + b; } int result = add(3, 5); |
Kotlinの関数の宣言と呼び出しの文法
1 2 3 4 5 | fun add(a: Int, b: Int): Int { return a + b } val result = add(3, 5) |
文法の違い⑥ 拡張関数
Kotlinの拡張関数の文法
1 2 3 4 | fun String.addExclamation() = this + "!" val greeting = "Hello" val excitedGreeting = greeting.addExclamation() |
Kotlinでは、既存のクラスに新しい関数を追加するための拡張関数を定義できます。
文法の違い⑦ if文
Javaのif文の文法
1 2 3 4 5 6 7 | if (条件) { // 条件が真の場合の処理 } else if (別の条件) { // 別の条件が真の場合の処理 } else { // 条件が偽で、別の条件も偽の場合の処理 } |
Kotlinのif文の文法
1 2 3 4 5 6 7 | if (条件) { // 条件が真の場合の処理 } else if (別の条件) { // 別の条件が真の場合の処理 } else { // 条件が偽で、別の条件も偽の場合の処理 } |
if文の文法はJavaとKotlinでほぼ同じです。
文法の違い⑧ for文
Javaのfor文の文法
1 2 3 | for (int i = 0; i < 5; i++) { // ループ内の処理 } |
Kotlinのfor文の文法
1 2 3 | for (i in 0 until 5) { // ループ内の処理 } |
Kotlinでは範囲演算子untilを使用してループの範囲を指定します。
Androidアプリ開発ではJavaとKotlinどっちがおすすめ?
Androidアプリ開発においてはJavaとKotlinどっちがおすすめでしょうか?
結論から申し上げますと、Kotlinの方がおすすめです。
というのもAndroidアプリ開発においてKotlinはJavaと比較して以下のようなメリットがあります。
Androidアプリ開発でKotlinがおすすめの理由
- GoogleはKotlinをAndroid開発の公式言語としてサポートしているため
- KotlinはJavaに比べてコードが簡潔で読みやすいため
- KotlinはJavaに比べて安全なコーディングをサポートしているため
- KotlinはJavaとの互換性が高く、Javaから移行しやすいため
- Kotlinコミュニティは成長し続けており、多くの便利なライブラリやツールが誕生しているため
ただ企業やサービスによってプログラミング言語の選定基準は大きく異なるため、Javaの方が適しているケースも想定できるでしょう。
Java・Kotlinのおすすめの人の特徴
これまで読んで頂いて、どっちの言語が自分にマッチしているのか迷う方もいるかもしれません。
是非参考にしてみてくださいね。
Javaがおすすめの人の特徴
それではJavaがおすすめの人の特徴を3点あげていきます。
Javaがおすすめの人の特徴
- 長く人気のある、安定的な言語を学びたい人
- ソフトウェア、Webアプリ、組み込み系など様々なシステム開発に挑戦したい人
- 金融機関など大規模な案件に参画したい人
それでは順番に解説していきます。
長く人気のある、安定的な言語を学びたい人
最近人気のプログラミング言語と言えば、PythonやRubyなど、比較的新しい言語がトップになることが多いのですが、Javaの人気もまだまだ衰えません。
しかもJavaは、PythonやRubyよりも歴史の長い言語のためノウハウや教材も豊富というメリットもあります。
長きに渡って人気があり案件数も多く、更にノウハウも豊富なJavaは、とても安定した言語と言えるでしょう。
ソフトウェア、Webアプリ、組み込み系など様々なシステム開発に挑戦したい人
先に述べた通り、Javaを使って作られているものは、Webアプリケーションから組み込み系のシステムなど、実績は様々です。
例えばPythonであればAI開発など、言語によって得意分野があったりするのですが、Javaは幅広い分野で活躍しています。
金融機関など大規模な案件に参画したい人
Javaはセキュリティ性の高い言語ですので、金融機関など大規模な案件に採用されている事が多いです。
大規模な案件は長期にわたり保守・改修が必要な場合が多く、一つの案件で長く成長し続けることができますし、IT業界で非常に重要なセキュリティ意識も鍛えられます。
案件が何度も変わると、新しい環境に慣れたり、現場特有のツールを覚え直さないといけないなど、人によってはこれが大きなストレスになる事があります。
Kotlinがおすすめの人の特徴
続いてはKotlinがおすすめの人の特徴を3点あげていきます。
Kotlinがおすすめの人の特徴
- 新しい言語を学びたい人
- シンプルなプログラミングの方が読みやすい人
- Androidアプリ開発に挑戦したい人
それでは順番に解説していきます。
新しい言語を学びたい人
Kotolinは2011年にリリースされた新しい言語です。
Javaよりも簡潔なプログラミングができる事から「一度Kotolinに触れると、もうJavaには戻れない」という人がいるほど、期待感の強い言語でもあります。
身内用に Minecraft の MOD を移植するのに Kotlin 使ってるが、もう Java には戻れない
— Prouduzt (@proudust) July 26, 2019
Kotlinの生産性高くてもうJavaには戻れない身体にされてしまった///
— め~ぷる (@talu_maple) April 20, 2021
次の案件探そうかなって思ってますがkotlinに慣れすぎてもうjavaには戻れない体になってしまった
— まさなみ (@masa_nam) December 1, 2021
久し振りにJavaのコード見たらnull許容かどうかが明確になって無いのがモヤモヤしてしまった。。。
もうJavaに戻れないなぁ。。。
Kotlin良いよ!Kotlin!コトリン!名前かわいいよ!
— 2児のパパ@フォロバする飲ん兵衛なAndroidアプリエンジニア (@BlogStren) August 8, 2020
今回の本のサンプルコードはKotlin。もうJavaには戻れない体になってしまったんじゃ。。
— 松岡@ログラス/DDD,アジャイル (@little_hand_s) October 7, 2021
Kotlinが最高過ぎてJavaに戻れないまである。
— タボル (@taball_v) December 9, 2021
シンプルなプログラミングの方が読みやすい人
先に述べた通り、KotolinはJavaよりもシンプルなプログラミングが可能です。
コードは短くてシンプルな方が頭に入ってきやすいと思う方は、Kotolinをおすすめします。
Androidアプリ開発に挑戦したい人
AndroidOSを開発したGoogle社が「Kotlinを公式開発言語に採用する」と発表しただけあって、Androidアプリの殆どがKotlinで作られています。
Androidアプリ開発に興味がある方は、Kotolinを学ぶことをおすすめします。
おすすめAndroidアプリ開発が学べるプログラミングスクール6選を徹底解説
どちらかを学べばもう一方も理解しやすくなる
ここまで、JavaとKotlinのおすすめの人の特徴を述べていきました。
ただ一つの言語を理解すれば、もう片方の言語を理解するハードルはグンと下がります。
特に、JavaとKotolinは互換性があるので、より一層言語の乗り換えは簡単なはずです。
まずは自分に合った言語を見つけて「この言語をしっかり理解するぞ!」という意気込みが大事ですので、参考になれば幸いです。
JavaとKotlinを勉強する時のおすすめの参考書
ここまでの説明で多くの方は「JavaとKotlinのどちらを勉強しようか」ある程度定まったことでしょう。
Javaを勉強する時のおすすめの参考書
まずはJavaを勉強する時のおすすめの参考書をご紹介します。
おすすめJavaのおすすめ参考書10選をレベル別でご紹介【選び方も解説】
Javaの本・参考書おすすめ10選をレベル別でご紹介【選び方も解説】
更新日:2024年7月27日
Kotlinを勉強する時のおすすめの参考書
続いてはKotlinを勉強する時のおすすめの参考書をご紹介します。
Kotlinのプログラミングの基礎を学ぶ人向け
Kotlinを用いたAndroidアプリ開発を学ぶ人向け
KotlinはAndroidアプリ開発でよく用いられる言語です。
まとめ:JavaとKotlinはどっちがおすすめ?【違いや将来性を比較】
今回はプログラミング言語の中でも人気のあるJavaとKotlinの特徴や違い、向いている人の特徴について解説しました。
Java | Kotlin | |
ロゴ画像 | ||
作れるもの | Webアプリケーション、Webサイト、デスクトップアプリケーション、ソフトウェア、ゲーム、組み込み系システム、大規模基幹システム、IoTなど | モバイルアプリ・Webサービス・Javaでできること全般 |
使用例 | Twitter・OpenOffice・Eclipse・金融機関の基幹システム・Androidアプリなど | ヤフーニュース・GYAO!・LINE・Netflix・Slack・Uber・Abema・Rettyなど |
設計思想 | オブジェクト指向型のプログラミング言語 汎用プログラミング言語 | オブジェクト指向型のプログラミング言語 簡潔でセキュリティ性が高い |
汎用性 | 非常に高い | 高い |
年収 | 高い | 高い |
求人数 | 多い | 普通 |
難易度 | 普通 | 易しい |
将来性 | 非常に高い | 普通 |
おすすめの人の特徴 | 長く人気のある、安定的な言語を学びたい人 ソフトウェア、Webアプリ、組み込み系など様々なシステム開発に挑戦したい人 大規模な案件に参画したい人 | 新しい言語を学びたい人 シンプルなプログラミングの方が読みやすい人 Androidアプリ開発に挑戦したい人 |
おすすめの参考書 | スッキリわかるJava入門 第3版 プロになるJava Java本格入門 | 基礎からわかる Kotlin やさしいKotlin入門 Androidアプリ開発の教科書 第2版 |
学習方法 | Javaを学べるスクール | Kotlinを学べるスクール |
ご覧のようにどちらの言語も長所と短所があります。
またJavaやKotlinを新しく勉強したい方には、プログラミングスクールでプロから教わるのがオススメです。
プログラミング言語選びで答えがまとまらない場合は、プログラミングスクールの無料相談などを利用して有識者に相談するのもオススメです。
Javaが学べるプログラミングスクールおすすめ9選【無料の社会人向けスクールも】
更新日:2024年11月17日