Webデザインスクールのオンライン受講比率は9割超。“選ばれる理由”と学び方のリアルを調査

Webデザインスクール情報メディア「CloudInt」は、Webデザイン学習者を対象に、受講形態に関する独自調査を実施しました。今回の調査では、スクールの受講方法に焦点を当て、「オンライン受講」「教室通学」「オンラインと教室併用」の3つのパターンについて受講者の選択傾向とその背景を明らかにしています。

Webデザインスクールを検討している方々にとって、受講形態の選び方が将来のキャリア選択にどう影響するかを理解する参考となる内容です。

Webデザインスクールのオンライン/教室通学の分布

今回の調査では、全127名のWebデザインスクール受講者の回答を集計しました。その結果、以下のような傾向が明らかになりました。

90％以上の受講者がオンライン学習を選択しており、オンライン受講の圧倒的な支持が明確になりました。

この数字は、学習方法が従来の「通学型」から「オンライン主流」に完全に移行している実態を反映しています。

オンライン受講者の特徴：自己管理力が求められる一方で時間の自由度が魅力

オンラインのみで受講した90.6%の回答者は、年齢・職業・居住地ともに幅広い構成でしたが、共通していたのは「スキマ時間で学びたい」「地方に住んでいるため通学が難しい」といったニーズです。

実際に、受講者は以下のような声が寄せられました。

「近くに通えるスクールがなく、オンラインで完結できる点が決め手だった。Discordを使って質問できる環境が整っていたので孤独感もなかった」

「仕事終わりや休日のスキマ時間に学べるのが魅力だった。自分のペースで進められるので無理なく続けられた」

「子どもが寝ている時間帯に学習できることが大きかった。Slackで質問ができる環境も整っており、孤立せず学べた」

このように、オンラインでありながらもサポート体制や教材が整っていれば、安心して学べるという評価が多く寄せられています。
一方で、「スケジュール管理が難しかった」「途中でモチベーションを維持できなかった」といった声もあり、自己管理力が問われる側面も見られました。

通学型のみの受講者はわずか2.4%。地域・年齢による影響も

通学型のみで受講したのは全体の2.4%でした。
いずれも都市部在住で、スクールまでのアクセスが比較的容易だったことが背景にあります。

中でも印象的だったのは「オンラインだとつい他のことに気を取られてしまうが、教室だと自然と集中できる」という意見でした。
環境の力を借りて学習に集中したい人にとって、教室型は有効な手段といえますが、地理的・時間的制約を受けやすい点が難点ともいえます。

オンライン＋教室併用型の受講者：挫折を防ぐための選択肢として機能

オンラインと教室通学を併用していた受講者は全体の7.1%でした。この受講形態を選んだ理由として最も多かったのは、「対面での質問ができる安心感」でした。

東京都内の30代女性は次のように述べています。
「オンラインでは理解できなかった部分を教室で講師に直接質問できた。自分には合っていたと感じた」

また、学習継続のために定期的な通学が“リズムを整える装置”として機能していたという証言もありました。
このような形式は、「オンラインの自由さ」と「教室の安心感」の中間に位置する形として、今後も一定の支持を集める可能性があります。

「自分に合った受講スタイル」を見つけることが、継続の鍵

調査結果を総合すると、「オンライン一択」である必要はないということも明らかになりました。
学びたい内容、ライフスタイル、自己管理能力、モチベーションの持続力など、学習継続には個人差が大きく影響します。

特にWebデザインスクール受講者の大半を占める「20〜40代の女性」にとっては、家事や育児、正社員勤務との両立といった課題も少なくありません。
そのため、学習スタイルの選定には「自分の生活と両立できるかどうか」が極めて重要な判断基準となります。

CloudIntでは、受講形態別の体験談や卒業後のキャリア実例を多数紹介しており、「どの学び方が自分に合っているのか迷っている」という方に役立つ情報提供を行っています。

調査概要

調査概要：Webデザインスクールの受講期間の分布
調査対象：全国のWebデザインスクール受講経験者（20〜60代）
調査人数：127名
調査期間：2024年05月03日~2025年06月16日
調査方法：インターネット調査・スクール運営企業との連携
調査主体：https://cloudil.jp/

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今後も、受講者のリアルな声に基づく一次データをもとに、スクール選びの判断材料を提供していく予定です。

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