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エンジニア就活はいつから開始すればいい?【Web系新卒のスケジュールを解説】

更新日 :

エンジニア就活をしたいけど、いつ頃から始めれば良いんだろう?始めた後はどういう流れで進めれば良いのかな...
人気のあるWeb系企業の新卒エンジニア採用の開始時期をまとめて知りたい!

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

昨今の就活業界ではIT業界の人気は高まりつつあります。

そんな中で、IT業界やWeb系企業でのエンジニア就活を目指している大学生、大学院生、専門学生も少なくないでしょう。

そこで今回は、実際にWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、エンジニア就活の開始時期やおすすめの進め方をご紹介します。

この記事でわかること

  • 人気Web系企業のエンジニア就活の開始時期まとめ
  • Web系新卒のエンジニア就活のおすすめのスケジュール
  • まとめ:エンジニア就活はいつから開始すればいい?【Web系新卒のスケジュールを解説】

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※当記事は社会人向けプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある現役エンジニアの私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私のエンジニア経歴や私のプログラマー略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

人気Web系企業のエンジニア就活の開始時期まとめ

まずは人気Web系企業のエンジニア就活の開始時期をまとめてご紹介します。(2022年1月現在の情報)

企業名エンジニア就活の開始時期
楽天通年採用
リクルート通年採用(大学卒業年度から)
DeNA大学卒業の前年度の10月から
Yahoo通年採用
サイバーエージェント夏選考と冬選考がある
LINE大学卒業の前年度の11月から
DMM通年採用
メルカリ通年採用
グリー大学卒業の前年度の10月から
マネーフォワード大学卒業の前年度の9月から
ミクシィ通年採用
チームラボ通年採用
カカクコム大学卒業の前年度の12月から
クックパッド大学卒業の前年度の10月から
freee通年採用
sansan通年採用
コロプラ通年採用
VOYAGE GROUP大学卒業の前年度の10月から
GMOインターネット大学卒業の前年度の11月から
ZOZO大学卒業の前年度の10月から
Wantedly通年採用
スマートニュース通年採用
グノシー通年採用

ご覧のように、ほとんどの人気IT企業は大学卒業の前年度の秋頃から、あるいは通年でエンジニア職の採用を行っていることが分かります。

「大学卒業の前年度」というのは、大学4年生で卒業する人にとって、3年生の年ということです

一般的な就職活動は卒業・修了年度の3月に説明会などの広報活動が解禁され、6月から選考活動が開始しますが、IT業界やエンジニア職の場合は他と比べてかなり前倒しでスタートすることを覚えておきましょう。

通年採用でも卒業前年度の秋頃が多い

通年採用と聞くと「卒業前年度(大学3年生)の春ごろにエントリーしようかな」「みんなと違う時期にエントリーできて新鮮だな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが実態は、通年採用の企業でも卒業前年度の10・11月頃からエントリーする生徒が徐々に出てきて、12月から翌年の1,2月にかけて応募人数はピークを迎える、といった流れになっています。

そのため通年採用の企業の選考を考えている方も、卒業前年度の10月頃にエントリーすることを目標に準備を進めると良いでしょう。

IT業界やWeb系企業の新卒採用のエントリーのタイミングは卒業前年度の秋頃(10月・11月)がベスト!

エントリーの時期が遅いと定員が埋まる可能性も

「通年採用なら卒業年度(4年生)になったら始めればいいや!」
「まだポートフォリオが完成していないから、全部終わって万全の準備をしてからエントリーしよう!」

このように就活を後回しにしたくなる気持ちも分かりますが、実はこれは非常に危険な考え方です。

というのもエントリーの時期が遅くなれば遅くなるほど、その間に他の学生によって採用人数の枠は埋まっていきます。

企業は毎年一定の採用人数を決めているので、基本的には枠が増えることはありません

そのためエントリーの時期が遅いと、選考の倍率が高くなるのはもちろん、枠が埋まって選考が終了してしまう可能性もあります。

他の業界は一概には言い切れませんが、IT業界やWeb系企業のエンジニア就活を開始する場合は、卒業前年度の秋頃のタイミングから遅れすぎないように注意しましょう

ポートフォリオについて

エンジニア就活ではプログラミングやコーディングのレベルを示す実績(ガクチカ)としてWebアプリなどのポートフォリオを提出するのが一般的です。ポートフォリオの制作は少なくとも数カ月間はかかるため、エントリーに出遅れないよう早めに完成させておきましょう。

Web系新卒のエンジニア就活のおすすめのスケジュール

ここまでの説明で「エンジニア職の選考を開始する場合は、卒業前年度の秋頃のタイミングを目標に進めるのが良い」ということが分かりました。

では選考前やエントリー後も含めて、全体的にどのような流れでエンジニア就活を進めれば良いのでしょうか?

ここでは大学3年生の秋にエントリーする場合の流れを、著者の体験を踏まえながらロードマップ形式でご説明します。

Web系新卒のエンジニア就活のおすすめのスケジュール

  • 2年生の夏頃:IT企業のエンジニア職として長期インターンに参加
  • 2年冬~3年春:ポートフォリオとなる成果物の開発(課題解決できるWebアプリ、モバイルアプリなど)
  • 3年生の6月頃:IT企業の短期サマーインターンにエントリー
  • 3年生の7~9月:就活対策(自己分析・企業研究・OB訪問など)
  • 3年生の9月頃:IT企業の短期サマーインターンに参加
  • 3年生の9月頃:志望企業を5~10社程度に選定
  • 3年生の10月頃:本命以外の志望企業の本選考にエントリー
  • 3年生の11月頃:本命の志望企業の本選考にエントリー
  • 3年生の12月~1月:内定獲得&就活終了

それでは順番に見ていきましょう。

2年生の夏頃:IT企業の長期インターンに参加

まずはプログラミングの実務経験やチーム開発経験を積むために、IT企業の長期インターンに参加しましょう。

企業の規模は問いませんが、学生でも裁量を持って働ける環境自分が将来なりたい職種に携われる環境がある企業を選ぶのがおすすめ。

期間は最低でも3ヶ月はあった方が良いです。

エンジニアインターン志望でプログラミング未経験の方は未経験でも参加できる企業に応募しましょう。

自分がどのようなインターンをしたらいいかわからない、自分に合ったインターンを見つけたい方は「ココシロインターン」を活用するのがおすすめです。

大学生におすめのインターン検索サイト

2年冬~3年春:ポートフォリオとなる成果物の開発

IT業界やWeb系企業に新卒エンジニアとして就職したい方は、成果物(ポートフォリオ)を用意しておく必要があります。

このポートフォリオはエンジニア就活におけるガクチカ(=学生時代に力を入れたことの略)になると考えていいでしょう。

冬休みと春休みの期間中は、インターンで得た経験や知識を活かして自分だけのオリジナルのポートフォリオを開発しましょう。

ポートフォリオを制作する際は以下の条件を満たせているのが理想的です。

ポートフォリオを制作する際の注意点

  • 日常生活で感じた課題を解決できる
  • 競合サービスとの差別化ができている
  • APIなど様々な外部サービスを取り入れている
  • 使いやすさや見やすさも配慮されている
  • リリースして実際に誰かの役に立っている

一人での開発に自身がない方や難易度が高くて挫折しそうな方には、プログラミングスクールを通じてプロのエンジニアから教わるのがオススメです。

大学生におすすめのプログラミングスクールについては以下の記事をご覧ください。

大学生におすすめのプログラミングスクール9選【学割・就職支援あり】
大学生におすすめのプログラミングスクール9選【学割・就職支援あり】

更新日:2024年11月17日

3年生の6月頃:IT企業の短期サマーインターンにエントリー

長期インターンによる実務経験とオリジナルのポートフォリオの準備ができたら、Web系企業のサマーインターンにエントリーしましょう。

サマーインターンは「参加することで企業の特徴を知る」ことも大切ですが、一番の目的は「エントリーシートや面接、コーディングテストを通じて本選考の練習経験を積む」ことです。

企業ごとにどんな質問をされるのか、どんな雰囲気で面接が行われるか、などを把握して、本選考対策に備えましょう。

エントリーシートの質問事項や面接で聞かれたこと、それに対する受け答えはすべてメモに残しておくのがポイントです。

3年生の7~9月:就活対策(自己分析・企業研究・OB訪問など)

サマーインターンの選考が終わったら、いよいよ本格的にエンジニア就活の対策を進めていきましょう。

具体的には以下の項目を重点的に取り組むのがオススメです。

  • 自己分析
    自分はどんな人間で今まで何をしてきたのか、将来何をしたいのかといったことを言語化して話せるようにします
  • 面接対策
    サマーインターンで聞かれた質問などを材料に、本番で何を聞かれてもスラスラ言えるように練習します
  • 企業研究
    説明会や合同イベント、就活エージェントを経由した面談といった機会を利用しながら、自分が行きたい業界・企業を選定します
  • OB訪問
    大学の就活サポートやOB訪問専用のマッチングサービスなどを利用して、志望企業のOBの方から話を伺います
  • コーディングテスト対策
    エンジニア就活では選考の途中にコーディングテストが設けられていることが多いので、対策の勉強をします

この中でも自己分析は重要度が高いです。

私は自己分析のワークシート的なものが欲しいと思い「絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方」「あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析」の2冊の本を使って勉強していました。

自分がどういう人間で何をしたいのか、将来に対する考え方が明確になるので結構オススメです。

またエンジニア就活では面接は2~3回行われるので、面接対策も避けては通れません。

私がWeb系企業でエンジニア就活していた時によく聞かれた質問とそれぞれの回答・ポイントを50個分まとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめ【エンジニア就活】面接で実際に聞かれた質問&回答例を50個ご紹介

新卒エンジニアの面接で聞かれた質問&回答例文50選【どんなエンジニアになりたいか等】
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更新日:2024年10月16日

Web系企業は他のIT企業と比べてコーディングテストが行われる可能性が高いので、こちらも対策したほうが安心です。

コーディングテストの対策方法については以下の記事がオススメです。

おすすめ【エンジニア就活】コーディングテストの難易度は?対策方法もご紹介

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更新日:2024年7月30日

3年生の9月頃:IT企業の短期サマーインターンに参加

6月頃にエントリーしたIT企業・Web系企業の短期サマーインターンに参加します。

社員の方と話したり、同じ職種を目指す学生と関わることができる貴重な機会です。

またインターンによっては、本選考と直結していたり、本選考をスキップできる場合があります。

インターンだからといって手を抜かずに一生懸命取り組みましょう。

3年生の9月頃:志望企業を5~10社程度に選定

就活の準備も終盤を迎えてきたら、いよいよ志望企業を5~10社に選定します。

企業選びの際は就活サイトで情報収集・イベント参加したり就活エージェントでキャリア面談・企業紹介してもらうのがオススメです。

とはいえエンジニア職があるIT企業やWeb系企業はそこまで社数が多くないため、すぐにまとまるはずです。

企業を選定したら、それぞれの企業の「志望動機・入ったらやりたい仕事・将来のキャリアプラン」を考えましょう。

志望動機では「その企業じゃなきゃいけない理由」を伝えられるようにしておくのがポイント。

また各企業のエントリー開始のタイミングもしっかり確認して、忘れないようにカレンダーにメモしておきましょう。

3年生の10月頃:本命以外の志望企業の本選考にエントリー

いよいよ本選考の開始です。

ただしいきなり本命企業を受けるのはリスクが高いので、本命以外の志望企業の選考を進めて「本選考慣れ」しておきましょう。

3年生の11月頃:本命の志望企業の本選考にエントリー

「本選考慣れ」してきたら、いよいよ本命の志望企業にエントリーしましょう。

今まで取り組んできた活動や成果物をしっかりアピールできれば大丈夫です!

3年生の12月~1月:内定獲得&就活終了

Web系企業の選考はエントリーから1.5~2ヶ月前後で選考が終了します。

無事に内定を獲得して就職活動を終了させましょう!

年内内定を実現できれば、開放感に満ち溢れた年末年始を過ごせるので超オススメです!

まとめ:エンジニア就活はいつから開始すればいい?【Web系新卒のスケジュールを解説】

まとめ:エンジニア就活はいつから開始すればいい?【Web系新卒のスケジュールを解説】

  • ほとんどの人気IT企業は大学卒業の前年度の秋頃から、あるいは通年で採用を行っている
  • IT企業・Web系企業の新卒採用のエンジニア職のエントリーのタイミングは卒業前年度の秋頃(10月・11月)がベスト!
  • エントリーの時期が遅いと、選考の倍率が高くなるのはもちろん、枠が埋まって選考が終了してしまう可能性があるので注意が必要
  • 新卒エンジニアの就職活動の進め方で困ったら当記事のロードマップを参考にしてみよう

今回はWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、エンジニア就活の開始時期やおすすめの進め方をご紹介しました。

IT企業やWeb系企業のエンジニア職は他の企業と比較しても特殊で、大学卒業の前年度の秋頃から、あるいは通年で採用を行っているところが多いです。

そのため他の学生よりも早めに行動するように心がけましょう。

具体的には以下のロードマップを参考にしてみてください。

Web系新卒のエンジニア就活のおすすめのスケジュール

  • 2年生の夏頃:IT企業のエンジニア職として長期インターンに参加
  • 2年冬~3年春:ポートフォリオとなる成果物の開発(課題解決できるWebアプリ、モバイルアプリなど)
  • 3年生の6月頃:IT企業の短期サマーインターンにエントリー
  • 3年生の7~9月:就活対策(自己分析・企業研究・OB訪問など)
  • 3年生の9月頃:IT企業の短期サマーインターンに参加
  • 3年生の9月頃:志望企業を5~10社程度に選定
  • 3年生の10月頃:本命以外の志望企業の本選考にエントリー
  • 3年生の11月頃:本命の志望企業の本選考にエントリー
  • 3年生の12月~1月:内定獲得&就活終了

新卒エンジニアの選考では自己分析や面接対策の他に、ポートフォリオとなる成果物やコーディングテストの能力も求められます。

まだプログラミングを学び始めたばかりの方は、採用開始時期までに間に合わせる必要があります。

未経験・初心者の状態から効率的にプログラミングを学ぶなら、プログラミングスクールを通じてプロのエンジニアから教わるのがオススメです。

大学生におすすめのプログラミングスクールについては以下の記事をご覧ください。

大学生におすすめのプログラミングスクール9選【学割・就職支援あり】
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更新日:2024年11月17日

無料体験できるプログラミングスクールおすすめ10選を解説
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更新日:2024年11月17日

新卒エンジニアの就職活動で困っている方は以下の記事をご覧ください。

新卒エンジニアの面接で聞かれた質問&回答例文50選【どんなエンジニアになりたいか等】
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更新日:2024年10月16日

参考:履歴書の志望動機を紹介!IT企業を目指す新卒の例文|ワンポチ

  • この記事の著者/監修者
CloudInt編集部

CloudInt編集部

本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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